九州体育・スポーツ学会第48回大会号:49,1999
方法
対象とした試合は、1998、99年に行われた九州大学1部リーグ戦、ならびに九州学生選手権本大会のダブルス計8試合と、1993年から95年に行われたウィンブルドンのダブルス3試合、1997年のATP
TOURダブルス選手権3試合で、すべて男子選手の試合である。
九州学生大会の試合は、家庭用VTRでコート全景が入るようにして、試合開始から終了まで記録した。ウィンブルドンとATP TOURについては、TV放映されたものを録画した。
全試合について、ポイントが決定したときに用いられた技術とその結果について記録した。その中から、特にミスによってポイントが決まったときについて、その状況を記述した。
結果と考察
九州学生選手(九州)とトッププロ選手(TOP)それぞれの試合における、ポイントが決まったときの技術の分類を図1に示す。なお、以下の図に用いたデータは、対象とした試合のうち一部のものである。
九州では、リターンとボレーで全体の約71%を占めている。またTOPでは、約68%であった。男子のダブルスにおいては、2人の選手がともにネットに詰める平行陣という陣型が主流であり、これはTOPにおいても九州においても同様の傾向である。そのため、ネットにおける技術であるボレーの割合が多くなっていると思われる。
全体的には、TOPと九州に大きな差はなく、ゲームの内容としては同じようなものであるといえよう。
TOPと九州のエースとミスの割合を図2に示す。TOPではミスの割合は約58%であったが、九州においては約72%であった。
各技術において差がみられるのは、サーブのエースとダブルフォールトの割合、ボレーのエースとミスの割合、スマッシュのエースとミスの本数などである。
発表当日は、補足資料を用いてさらに詳しい結果の報告を行う。