「日本初、ゆか運動における”後方かかえ込み3回宙返り”」


↑これが伝説の”後方かかえ込み3回宙返り”の局面図である!

我が体操競技部の渡部弘嗣選手は日本人で初めて「ゆか運動における」

“後方かかえ込み3回宙返り”

という技を実施しました。鉄棒やつり輪においては下り技として発表されていますが、

ゆか運動においては日本人では初めての試みでした。

 世界においても数名しか発表しておらず、特に有名なのは旧ソ連のリューキン選手です。

このリューキン選手、渡部選手に共通していることは、人並み以上の脚力を持っていること、

またその脚力をうまく生かしていることだと思われます。

渡部選手がこの技を発表したのは、1988年の西日本学生体操競技選手権大会でした。

渡部選手の演技が始まる時には、他の大学の多くの学生達や体操関係者が観客席に並び

ひとめ3回宙返りを見ようと待っていました。

この模様は、TVや新聞でも取り上げられました。

鹿屋体育大学体操競技部が飛躍的に強くなって来たのは、渡部選手の

“後方かかえ込み3回宙返り”

がきっかけであると言っても過言ではないと思われます。

(部誌創刊号より)